流れがわかれば、不安は減る。

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屋根の劣化は、毎日の積み重ねで進みます
屋根は雨風や紫外線を受け続けるため、年月とともに必ず劣化します。
放置すれば雨漏りや構造部の腐食に発展し、住まい全体へ影響が広がることも。
この記事では、葺き替えが必要となるサインや工事の流れを、初めての方にもわかりやすく紹介します。
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葺き替えを検討すべき主なサイン
次の症状が見られたら、葺き替えを考えるタイミングです。
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屋根材のひび割れ・欠け
スレートやモニエル瓦で起こりやすく、雨水の侵入につながります。 -
屋根材の反り・浮き
強風で飛散する危険があります。 -
棟板金の釘抜け
金属の熱膨張で動きやすく、固定力が低下します。 -
天井のシミ・雨漏り
防水シート(ルーフィング)が寿命を迎えている可能性が高く、部分補修が難しくなります。
葺き替えは、屋根材だけでなく防水シートを含む下地まで一新できるため、根本的な解決につながります。
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代表的な葺き替え方法と、その特徴
古い屋根材を撤去し、新しい屋根材へ載せ替えるのが葺き替え工事です。
代表的な選択肢は次の通りです。
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スレート → ガルバリウム鋼板
軽量で耐震性に優れ、近年もっとも選ばれる工法。 -
瓦 → 瓦
外観を守りたい場合に適しており、自体の耐久性も高い。 -
瓦 → 金属屋根
大幅に軽量化でき、地震対策を重視した住まいに向きます。
アスベストを含むスレート屋根の場合でも、適切な撤去処理を行うことで安全に葺き替えが可能です。
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葺き替えが選ばれる理由
葺き替えは屋根全体を一新できる工事であり、特に次の点が支持されています。
- 雨漏りを根本から改善できる(防水シートまで交換)
- 金属屋根の採用で耐震性能が向上する
- 将来のメンテナンスコストを抑えやすい
屋根工事は天候による影響が大きいため、工程管理と安全対策の丁寧さが品質を左右します。
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葺き替え工事の流れ
初めての方にもイメージしやすいよう、一般的な流れをまとめました。
- お問い合わせ
- 屋根点検(寸法・劣化状況・撮影)
- 見積もり説明
- ご契約
- 足場設置
- 既存屋根材の撤去
- ルーフィング施工
- 新しい屋根材の施工
- 最終確認・お引き渡し
天窓がある場合は雨漏りリスクが高いため、周囲の防水処理をより慎重に進めます。
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安心して相談できる屋根リフォームのために
屋根は住まいの上で静かに劣化が進む場所です。
わずかなサインを見逃さないことが、住まいを長く守ることにつながります。

